寝ている時や起きている時を問わず、歯をすり合わせたり、噛み締めたり(くいしばり)する咬み合わせの異常習癖です。
ブラキシズムともいい、歯と歯による過剰な接触・過剰な圧力により、歯や歯肉、顎の骨に障害を起こすことがありますので、
毎日歯ぎしりをする方は注意が必要です。
子どもの歯ぎしりは成長過程において顎の位置決めなどをおこなうために、ごく自然で必要なことと考えられています。
グライディング |
上下の歯を強くすり合わせる(臼磨運動)ので、「ギシギシ」といった特異なきしり音がします。咬耗症になることもあります。睡眠時に多い一般的な「歯ぎしり」。
咬耗症(こうもうしょう) 歯と歯の過剰な接触が原因による、エナメル質や象牙質の損傷。 |
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クレンチング |
起きている時に無意識にする、噛み締めやくいしばり。
音がしないので、自覚症状や他覚症状ほとんどなく気づきにくい。
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タッピング |
上下の歯をカチカチと噛み合わせる動作。 |
歯ぎしりで歯に加わる力は、食事時の2倍にもなります。
特に寝ている間は無意識のため、とても大きな力が加わります。それにより、歯が抜ける、割れる、すり減るなどの症状がおき、顎関節症の原因にもなります。